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故郷を想う夏の日・本興寺 [静岡県を散策]

本興寺前.jpg
今年は、お盆の帰省を新型コロナの影響もあって自粛した人が多かったように思います。毎年の恒例行事として行われる里帰りも儘ならない状況は辛いものですね。今回も人混みや高温状態の日中を避けて静かな湖西市の「本興寺」へと出掛けて来ました。
常霊山門.jpg境内参道.jpg
鷲津地区にある常霊山・本興寺は湖西市の中では有名な寺です。春の桜、秋の紅葉の頃、境内は四季折々の自然に溢れています。創建は1383年(南北朝時代)であり宗派は法華宗になります。なお山門は愛知県豊橋市の吉田城の大手門の寄進のようです。
茅葺本堂.jpg杉林鐘楼.jpg
山門と同時に目を引くのが茅葺の本堂です。こちらは1552年建立のものとなり、訪れた時、堂内からお経が聞こえていたのですが、通常は外からのお参りとなります。周囲の杉林からは蝉の鳴き声、日差しを遮るような鐘楼付近では幾分の涼しさを感じました。
夏青紅葉.jpg
夏、お盆の時期は亡くなった人達や故郷のことを想う時期でもあります。ふと、そんな事を考えながら参道を歩いていると、夏風に揺れる鮮やかな青紅葉が見えました。進む季節の中、葉が染まる頃には世の中が落ち着いていることを願う一時でありました。
~終わり。。。
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井伊家ゆかりの寺・龍潭寺 [静岡県を散策]

龍潭寺碑.jpg
例年ですと暑い夏の中、京都の祇園祭などに出掛ける時期です。ところが新型コロナの影響により年初から一変した生活・・・少々ストレスが溜りますよネ。今回は遠州路・井伊谷の龍潭寺を訪れ京都らしい庭園と、この時期の風景を堪能してきました。
大門参道.jpg釈迦三尊.jpg
四季折々の花の時期には賑わうのですが、訪れた時には少なめでした。大門への参道は、大河ドラマ「女城主・直虎」の中でも使われていた所となります。そして本堂へ、中央には釈迦三尊像が安置されています。周囲の装飾が井伊家の菩提寺を感じます。
庭園右方.jpg庭園左方.jpg
そして本堂裏手にある庭園へ、小堀遠州作の庭園を眺めていると訪れた場所が奥浜名湖であることを感じさせてくれません。(国指定の名勝記念物)さらに本堂の端から眺めると庭園の先に御霊屋があります。奥には井伊家の位牌が祀られていました。
六地蔵様.jpg
寺の周囲は緑も多く新緑や紅葉の時期にも賑わいます。周囲を散策していると地蔵様が並んでいました。六地蔵(庶民の苦しみ、悲しみ、悩みごとを受け入れてくれる身近なほとけ様)と解説されていました。今も昔も悩みは尽きないものと実感しました。
~終わり。。。
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