庭園の奥深さ・京都散策 [京都府を散策]
日差しの眩しい季節に雨・・・それは植物たちの成長に大切な時期とも言えるでしょう。この時期だからこそ京都の庭園も輝きの時を迎えていました。まずはJR花園駅を下車し妙心寺へ向かいます。そこでのお目当ては塔頭である退蔵院の庭園です。
退蔵院は一般的な観光ルートには盛り込まれないと思います。訪れた際も観光客は疎らでした。入口から本堂へ、奥に枯山水の庭園(元信の庭)があります。そして順路に沿って余香苑へ、庭園の中程から瓢箪池へと流れる水の音が涼を誘います。
京都らしい妙心寺の境内を抜けて一条通を東へ、信号のある交差点を北へ向かいます。細い路地を超えた所に京福電鉄の等持院駅が見えて来ました。等持院はひっそりとした住宅街にあります。足利家の菩提寺としての寺院は歴史遺産でもあります。
夢窓国師作と伝えられる庭園は、この時期鮮やかです。それも庭師の方々の日々の手入れによるものだと思います。こんな時「・・・・・・」言葉は要りません。廊下に触書きがありました。「廊下にはお座りにならないで下さい!!」 以前、洛北の蓮華寺を訪れた際に住職からの拝観時の作法を思い出しました。廊下は既に仏の領域、庭園は座敷から見るのが最も心地良いように造られているのだと言われていました。奥深いですね!!
~終わり。。。
2017-08-23 22:25
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コメント(2)
こんばんは
この時期の緑は美しいですねぇ(〃∇〃人)
私も等持院にお邪魔したことがありますが
冬に訪れていたので 景色が違って見えます~^^
こういう時期にお邪魔してみたかったなぁ♪
by ミムラネェ (2017-08-25 20:47)
>ミムラネェさん
京都も観光名所からちょっと外れた寺院は静かです。
賑やかな街並みも活気があって楽しいのですが、
奥深い京都の歴史と伝統は静けさの中にあると思います。。。
by オアシス (2017-08-26 21:33)