新緑の里山

穏やかな風を体に感じる中、道を進むとモンシロチョウが目の前に飛んできました。「こっちだよ～!!」と農道の道案内をしてくれるように数分間私の前を飛んで、やがて道端に咲いている菜の花に途中下車して行きました。初夏の里山は本当に穏やかです。

寒い時期から花を咲かせていたタンポポも本来は暖かい日差しが大好きなのでしょう。道端には多くのタンポポが花を咲かせ、鮮やかな黄色い花が行く先々で目を楽しませてくれます。近くには綿毛に包まれたような種もあって花とは対照的な姿でした。

農道周辺には驚くほどに緑が増えていることです。道端の草も根強くどんどん道路へと広がりつつあります。昼下がりの日差しの下では道路沿いの木々の影もはっきりして来ました。直に田植えのシーズンになれば農機具などの往来が激しくなる道です。

山の入山口近くの公園までやって来ると既に桜の時期が過ぎた公園は物静かな状態でした。時折、鶯の鳴き声が聞こえてきます。（そこで大きく深呼吸!!）帰り道～周囲の農道を歩き、ふと振り返ると山々の新緑が原色のスケッチのように迫ってきました。
～終わり。。。