伸びた日陰の姿・里山散策

日向では暖かく、風が吹くと寒さを感じる～そんな時期を迎えました。今年の里は平年並みの豊作と聞きますが、秋祭りの賑やかさもなく静かな状態が続いていました。稲刈り後の水田では株から新たな稲が育ちつつありました。（まさに生命力を感じます!!）

水田より高台にある"ため池"を訪れると周囲は緑に覆われ、西風が吹くたびに水面には波が出来ていました。用水路の脇を山側へと足を進めると、狭い田んぼの中に"はさかげ"を見つけました。農業の機械化により、これらの風景も懐かしいものになりました。

起伏のある斜面には、みかん畑が並んでいました。春に見かけた花の姿が暑い夏を超えて、今では立派なみかんへと成長していました。既に早生みかんは収穫の時期のようで、これから冬にかけてが本番となり、多くのみかんが店頭に並ぶことになるでしょう。

山側を歩いていると、刈り取りの終えた水田が広がっていた場所にはブロッコリーが植えられていました。風に大きな葉を揺らしながら育つ根強い野菜たち～ネギや白菜、大根も食卓に並ぶ時期です。西日に伸びた自身の影を追いながら帰路に着きました。
～終わり。。。