静けさと賑わい・京都東山 [京都府を散策]
七条から川端通、そして鴨川沿いを北へと歩きます。暦の上では9月になると言うのに、訪れた京都では秋雨前線も中休み、蝉の鳴き声とともに暑い夏の日差しが再び訪れていました。コロナを横目に気にしながら、久々に訪れた目的地は禅寺・建仁寺でした。
8月の最終日という事で予想通り"静かな古都"といった感じの界隈でした。本坊入口にて受付、まずは風神雷神図屏風(俵屋宗達作)です。江戸時代の作品ですがこの勢いに圧倒されますネ。そして法堂の双龍図(2002年・小泉淳作画伯)が描かれています。
京都最古の禅寺である建仁寺、本坊中庭には潮音庭~三連の庭~があります。小書院に座り眺める青紅葉の景色は紅葉の時期の美しさを想像せてくれます。そして「〇△▢乃庭」、三つの図形は宇宙の根源的形態、禅宗思想を象徴したものと言われます。
建仁寺を後に周辺の散策、途中で十分な休憩を取りつつ「祇園巽橋」へ、運良く周辺に観光客の姿も疎らでした。そして四条の「南座」では九月公演も始まりつつありました。秋に向けて、京都の町も人々の心の中にも賑わいが戻ることを願う道すがらでした。
~終わり。。。
2022-09-07 22:00
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