明日へと繋ぐ [岐阜県を散策]
〔駆け抜けた昭和の日々〕
なだらかに続く坂道を進むと茅葺きの水車小屋があったりと、山里を思わせる風景に変化して来ました。広場から子供達の笑い声が聞こえて来たので覗いてみると、ちょうど紙芝居が行われていました。おじさんの話は今風の話題も取り入れて笑いを誘っていたようです。
山村にあった学校を移築したのでしょう「やまびこ学校」と書かれていました。中に入り廊下を歩くと「ギィ~!!」という軋む音が響きます。子供の頃に通った小学校もこんな感じでした。さらに教室には昔使われていた道具です。今になればダイヤル式の電話は良い感じですね。
村内を一周する形でやって来たのは「あそびのひろば」です。私達の子供の頃はヒーロー物が大流行りでした。ウルトラマンに仮面ライダー!! 今は「ゆるキャラ」ブームですが当時の子供たちは本当にヒーローになる事を目指して・・・最終的にはサラリーマンになったのでした。
入場門の手前には茶畑が広がっていて周囲には古民家がありました。そこは小川のせせらぎがあって林の間から茅葺きの屋根が見える里山風景でした。近くに道しるべが立っていました。ふと見ると「駆けてきた人生を振り返る昭和村」と書いてありました。昭和から平成へ時代のバトンを私達から子供たちへ、そして明日へと確実に繋いでゆきたいものですね。
~終わり。。。
追記
You Tubeに「Always 三丁目の夕日」懐かしき昭和の風景を見つけました。
駄菓子と卓袱台 [岐阜県を散策]
〔駆け抜けた昭和の日々〕
蒸し暑さが体に覆い被さるほどの日本の梅雨ですね。そんな天候の中、曇っていても気分転換に外出したいものです。本格的なジリジリした暑さを前に、今回は岐阜県美濃加茂市の「日本昭和村」を訪れました。さてさて、入口の問から昭和が見えます~行きましょう!!
入口から最初に見えたのは「かいこの家」です。私達の祖父母の時代には農村部で副業として養蚕を行っていた家も多かったと思います。昔は「おかいこさん」と呼ばれ大切に育てられたようです。縁側には、けん玉、お手玉など当時の遊び道具などが置いてありました。
その先を道なりに進むと駄菓子屋がありました。案の定中では子供達が小さな買い物カゴを手に駄菓子やおもちゃなどを買い求めていました。ちょっと覗いてみると、ビー玉に木のコマ、竹とんぼにベーゴマまでありました。~これらの物で遊ぶのも集めるのも楽しかったです!!
昭和通りにやって来ました。小さな店が軒を連ねて並んでいる姿がまさに昭和なんでしょうね。今でも浅草のような下町ではこのような形の通りを見かけます。通りの中ほどに当時の茶の間が再現されていました。円い卓袱台を見ると星一徹が浮かぶのは私だけでしょうか?
~つづく~
桜・大垣城 [岐阜県を散策]
〔城と桜の風景・岐阜〕
墨俣一夜城を後にバスに揺られること20分、一路「大垣城」を目指しました。昨年訪れた際には散り始めていた桜も、今年はほぼ満開状態でした。復興された天守閣の白壁と桜が見事にマッチして絶妙な美しさを生み出しています。そして城主戸田氏の銅像もお見事デス!!
城の周辺にはソメイヨシノが咲いていますが通りには枝垂れ桜が咲いています。咲き誇る桜の周辺では写真を撮る花見客やシートを広げて酒盛りをしているグループがあったり、鳥のさえずりも聞こえてました。この桜を前にしては人に加えて鳥や蜜蜂たちも大忙しのようです。
石垣の積まれた天守前の通りを眺めていると大垣藩当時の頃が想像出来そうです。もし私が城主としてこの桜の時期を迎えたなら・・・「昼から花見をするぞ~!!」と言ってしまうかもしれません。加えて、大垣は松尾芭蕉で有名な「奥の細道・むすびの地」でも有名な所です。
城を離れて大垣城を沿うように流れる水門川にやって来ました。ここでは観光船による舟下りが見られます。桜の咲く頃にゆっくりと船に揺られて花見が出来るなんて風流ですね。そして駅への帰り道、店先には水の街・大垣ならでは「水まんじゅう」が売られていました。
~終わり。。。
桜・墨俣一夜城 [岐阜県を散策]
〔城と桜の風景・岐阜〕
毎年訪れている岐阜県大垣市の墨俣一夜城に今年も行って来ました。JR穂積駅を降りて歩くこと45分長良川の堤防を南へ・・・ちょうど城近くの護岸工事が行われていたので絶好のシャッターポイントを逃しました。そんな事もあって今回はゲートを通っての入城でございます。
さすがに秀吉公が築城した城という事で馬印でもある瓢箪が「出世ひょうたん」として奉納されていました。今では歴史資料館として公開されていますが綺麗な色です。そして周辺に咲く桜が城の美しさを引き立てています。出世橋をゆっくりと、ゆっくりと渡りながら楽しみました。
花見の頃といっても既に20℃を超える日もありますので「花見をしながらバーベQ」いや「バーベQをしながら花見」をしている家族連れもいました。城から離れ犀川の対岸のちょっと離れたところから望遠で撮ってみると、まさに天守閣が桜に包まれているように写っています。
犀川の堤を南へ、桜トンネルにやって来ました。ここも桜のシーズンには最高のスポットです。なんと約2kmも続いている桜トンネルがあるんです。入口では花見客相手の屋台が賑わっていました。先に行くほど静けさが増して桜を鑑賞するカップルの姿が目立っていました。
~つづく~
千年の歴史・鵜飼 [岐阜県を散策]
〔鵜飼の町を訪れて〕
長良川に近づくにつれて、古い町並みが目立って来ました。静けさの中、鵜飼の街を象徴する提灯が民家の軒下に掲げられ揺れていました。特に古民家の格子戸を背景にした鵜飼提灯が良いですね!! 散策地では様々な出会いがありますが、これらは出掛けないと撮れません。
長良川沿いには鵜飼観光船乗り場がありました。訪れた時には乗り場の周囲で観光船の点検が行われていたようで、夜になれば漁火が灯り鵜飼が行われます。鵜飼は千年以上の歴史があって、特に今年は女性の鵜匠さんも初登場したようです。。。伝統が継承されますように~!!
岐阜公園は岐阜城のある金華山の麓にあります。ちょうど入口の噴水広場からは微かに岐阜城が見えます。(写真にも写っていますが見えますかぁー??)岐阜城まではケーブルカーに乗って、その後は歩いての散策となります。公園内には疲れを癒してくれる自然と茶店があります。
私も色々な所に訪れてはマンホールを目にしています。今回訪れた岐阜のマンホールは鵜飼をイメージするものでした。過去を振り返ると、長良川に鮎が泳ぎ鵜生息していたことはそれだけ自然環境が豊かだったのでしょう。伝統はそれらを物語っているかのように思えました。
~終わり。。。
パワースポット [岐阜県を散策]
〔鵜飼の町を訪れて〕
久々に岐阜市街の散策に出かけました。暑い岐阜の町では既に伝統の鵜飼も始まっていますので、夜になれば長良川は賑わうでしょうね。駅を出て長良橋通りを北上します。。。(やはり暑い岐阜でした。)5分ほど歩くと歓楽街「柳ヶ瀬」が見えて来ましたので、ちょいと寄り道です。
アーケードの中央には地元の名産品などの店が並んでいました。美濃焼の陶器類や古くから繊維の街であった岐阜ならではの婦人服、さらに飛騨牛の屋台は繁盛していました。。。
柳ケ瀬を後に1キロほど歩いた所に「伊奈波神社」があります。長い参道には数台車が止まっていてお払いを受けていました。ここ伊奈波神社はパワースポットのようで「何かくじけそうになったとき、力になってくれる・・・」と書かれていました。ふと思いましたヨ!!お願いして願いが叶ったならばお礼も必要ですね。。。さてパワースポットからいよいよ長良川鵜飼場を目指します。
~つづく~
水の都の城下町 [岐阜県を散策]
〔桜散策・墨俣~大垣〕
路線バスに揺られて20分~やって来ました「大垣城」、最近有名なのが高校野球「大垣日大」の勇姿、でも「水の都」や松尾芭蕉「奥の細道・むすびの地」としても有名な所です。花見に訪れたのは昨年に引き続き二回目なのですが、この枝垂れ桜の美しさは何といっても絶品です。
周辺は公園になっていて昼下がりの暖かい日差しの中家族でボール遊び等が行われていました。枝垂れ桜の下では大きなシートを広げた学生の集団が盛り上がっていました。散ってしまった染井吉野(残念です!!)、天守を包むように咲く姿を見たかったですが来年のお楽しみですネ。
さてさて、次は「水の都」を覗いてみましょう。近くの八幡神社には湧水がでています。ちょうど地元の子供たちが水汲みに来ていたのでご両親の了解を得てパチリです。そしてこの時期、城を囲むように流れている水門川では「おおがき舟下り」が行われていました。自然に溢れた大垣、芭蕉がむすびの地としたのが判るような気がします。~桜に元気を頂いて大垣を後にしました。
~終わり。。。
桜吹雪・墨俣一夜城 [岐阜県を散策]
〔桜散策・墨俣~大垣〕
「よ~し、急げぇ~!!」一週間前、桜の開花情報では「三分咲き」、そして今回訪れる際にチェックした所「散り始め」との事でした。数日前には満開になっていたのでしょうが休日と桜の満開が合うのは難しいですね。そう思いつつ駅を出て岐阜県の墨俣一夜城への桜散策に出掛けました。
長良川の堤防までやって来ると目の前に墨俣一夜城が見えて来ました。不思議です!!目的が目の前にあると歩く足並みも軽やかに感じます。やはり散り始めです~昨年に比べて鮮やかさが違います。さらに見物客も少ないようですが城の周囲だけはグループで盛り上がっていました。
城を離れ犀川の桜トンネルへ向かいました。ここは約3キロに渡って桜が植えられています。道の両側に植えられていますから満開時は、まさに「トンネル」状態です。散り行く桜の中、花見客達が通り過ぎて行きました。この情景には・・・言葉より桜への感謝の心が似合うと思いました。
~つづく~